はじめに





そう、伝説の勇者ロトの血を引く者、それが、あなたです。
この地に残る、勇者たちの数々の伝説を拾い集めながら、見事、竜王を倒してください。
あなたの冒険は、今、はじまったのです。

ドラゴンクエスト 取扱説明書より



1986年5月27日、ひとつのゲームソフトが世に送り出されました。
そのゲームは瞬く間に日本中の青少年の間に広まり、彼らの心を釘付けにしました。
それは単なる子供向けのヒット商品という枠にとどまらず、大人も熱中できる新たな娯楽として、そして新たな地平を切り開く“文化”の象徴的な存在として、日本中を席巻し、社会現象として取り上げられるまでに至りました。
当時の青少年にとって、そのゲームの名称は聖典ともいうべき響きを伴って記憶に深く刻み込まれ、今もなお、彼ら……勇者達の心を捉えています。いえ、彼らだけではなく、新たに生を受けた勇者たちにも、世代を超えて受け継がれているのです。
間もなく、そのゲームは生誕から30周年を迎えようとしています。

そのゲームの名は『ドラゴンクエスト』といいます。




管理人について

小学生の時にファミコン版ドラゴンクエストと出会い、テレビの中に広がる無限の世界に心を奪われました。以来30年、ほぼ全てのナンバリングタイトル・リメイク作をプレイしてきました。趣味といえるほどテレビゲームを愛好していませんが、『ドラゴンクエスト』の新作が出る度に、ゲーム機ごと購入してプレイするのが習慣となっています。

『ドラゴンクエスト』という扉によって新たな世界へ足を踏み入れた者の、義務として。

社会人となってからは、しばらくテレビゲームから遠ざかっていましたが、2013年の夏にドラゴンクエスト8をプレイした際、いくつかの疑問が脳裏を掠めました。

小説・映画をはじめとする他のメディアと、テレビゲームの違いは何か。

ロールプレイングゲームとは、何か。

堀井雄二氏の作家性とは、何か。

そして『ドラゴンクエスト』とは何か。


その疑問を探るために、ドラゴンクエストおよび堀井雄二氏に関する資料の蒐集を始め、個人で独占するのも勿体無いと思い、当ブログを開設するに至りました。




このブログについて

主に当時の新聞・一般週刊誌・ゲーム雑誌・関連書籍等に掲載された、堀井雄二氏をはじめとする製作者の方々のインタビュー記事等を紹介します。ゲームの内容よりも創作背景を重視する方針ですので、文章が主体となりますが、現在では入手困難となった攻略本や、ゲーム内の小ネタ・元ネタも掲載する予定です。

皆様の『ドラゴンクエスト』の世界観を広げる一助となれば幸いです。




転載方針について

当ブログは主に過去の書籍および雑誌記事の転載を行います。当然ながら、著作権は各出版社や著作者に帰属するものであり、著作権法で認められる引用の範囲内で行いたいと思っておりますが、現在では入手困難な書籍に掲載された記事に関しては、当方の主観によるバイアスを防ぐため、ほぼ全文を転載します。

例えば、堀井雄二氏のインタビューでどの発言を重視するかは読者によって異なります。『ドラゴンクエスト』もゲームの物語を完成させるのはプレーヤーです。読後の感想はご覧頂いた皆様に委ねたいと思います。

画像に関しては、なるべく絶版となった刊行物からの転載に留めますが、ゲーム画面を除く全ての画像にブログURLを重ねています。理由は後述します。

文中は読みやすさを考慮して敬称略とさせて頂きますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。




当ブログからの引用、転載およびリンクについて

画像の二次転載はお避け下さい。これは著作権者から転載に関して通達があった場合、当ブログ内のエントリーであれば当方で対応できますが、二次転載によって多サイトに拡散した場合は対応できないからです。ゆえに二次転載を抑止するためにブログURLを重ねています。
当方が何らかの権利を主張しているわけではなく、著作者へ配慮するための措置ですので、何卒ご理解の程お願い致します。

文章の引用にあたっては、情報源が不明瞭なまま拡散するのを防ぐために、一次ソース(雑誌/書籍名等)の出典を明記していただければ幸いです。

リンクも自由ですが、広告収入によって運営している商業サイト様はメールにてご一報頂ければ幸いです(対価を請求する事はありません)

なお、当ブログは非営利であり、fc2の広告も排除しています。アフィリエイト・アソシエイトも一切使用しておりません。また、当ブログからの引用・転載によって生じた損害に関しては、当方は一切の責を負いません。




おわりに ~個人的雑感

『ドラゴンクエスト』が社会現象を巻き起こしていた時期は、世界や物語を表現する全く新しいメディアと受け止められていたように思えます。当時はゲームの文脈、ゲームを語る言葉が確立されていなかったため、ゲーム以外のさまざまな文脈で解析が試みられていました。
而来、ゲームが“文化”としての地位を確立するに従って、他のメディアとの比較、あるいは交流が薄れているように思えます。ゲームを語る言語が確立されたがゆえに、ゲームを捉える視座が限定され、結果的にゲームの可能性を狭めているように感じられるのです。このような疑念・問題意識を抱いている“ファミコン世代”は多いのではないでしょうか。

「懐かしの」「思い出の」という前置きが付いたゲーム関連書籍が巷に溢れていますが、ノスタルジーではなく、現在の視点でゲームを捉えた“批評”が求められていると、私は思います。

『ドラゴンクエスト』やテレビゲーム一般に関して調査研究を行っている方はご連絡下さい。微力ではありますが、力添えになれるかと存じます。


最後に、スクウェア・エニックス様、集英社様、各出版社様、キャラクターデザイン担当の鳥山明様、音楽担当のすぎやまこういち様、プロデューサーの千田幸信様、ほか『ドラゴンクエスト』の製作に携わった多くのスタッフの方々に、心より御礼を申し上げます。

そして、多くの感動、多くの発見、多くの仲間……まさに人生を『ドラゴンクエスト』を通して与えてくれた、堀井雄二先生へ。


私たちは、ドラゴンクエスト・チルドレンです。







2016年1月17日
「ドラゴンクエストとその時代」管理人
トンヌラ=コフィン

メールアドレス
dqage@yahoo.co.jp



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コメント

中国から来ました。このBlogは資料がたくさんですね、そして中国で入手することができません。ありがとうございます。

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