制作者の発言で振り返る『ドラゴンクエスト2への道』






当エントリーでは、堀井雄二、中村光一ら制作者の発言を引用し、「ドラゴンクエストII」の制作過程のエピソードを紹介する。特に中村光一にとってドラクエIIは不満が残る出来であったらしく。開発時間が足りず、チュンソフト内で軋轢が生じ、相当なプレッシャーの中で制作され、発売から十数年後に行われたインタビューでも「いまだに夢に見る」と、苦悩の跡が伺える発言をしている。

一方「ドラゴンクエストII」は難易度の高さが度々話題になるが、ナンバリングの中では特に印象に残っているタイトルとして、今も根強い人気を誇っている。制作者にとって不満が残るゲームが、今だに多くのプレーヤーのを惹きつけているのは何とも皮肉な話である。

中村をはじめとする制作者の苦闘を通して、今一度、「ドラゴンクエストII」という傑作ゲームを異なる視点から眺めて頂ければ幸いである。



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'96年4月 ゲーム批評 堀井雄二 今だから語れるドラゴンクエスト




ゲーム批評 Vol.8(1996年4月号) 堀井雄二 今だから語れるドラゴンクエスト


「広告を一切掲載しない」という方針で異彩を放っていたゲーム雑誌『ゲーム批評』。大手ゲームメーカーのソフトであっても、完成度が低ければ容赦なく批判を加えるなど、独自の編集方針を貫いていた。創刊当初はスーパファミコン末期から次世代機に移行する時期であり、プレーヤーが“演る”のではなく“観る”方向に軸足を移していた、いわゆる「ムービーゲーム」に批判的であり、あの「ファイナルファンタジーVI」に対してもNOを突きつけ、「RPGとは何か」という問題提起を読者に示していたと思う。

これは、ドラゴンクエストVIの発売から約5ヶ月後に掲載されたインタビュー記事である。ドラクエVIの発売直後はプレーヤーからの批判的な意見が多く、それに対して堀井が辛辣な反論を試みているのが面白い。他にも、堀井雄二のドラクエ・RPG観、映画や小説とゲームの違い、過去のタイトルの総括、ドラクエVIの味わい方など、ファンであったらとても興味深い内容が語られている。いずれもドラゴンクエストの創作背景を考察するにあたって非常に重要だと思うので、要約ではなく全文を転載する。

なお、このインタビュー記事には、ストーリーの“当初の構想”(裏設定ではない)が含まれており、ストーリー考察ブログでも一部が引用されている。このエントリーにおいても注意書きを付した上で引用するが、管理人の希望としては、ストーリーの部分よりも、堀井の創作背景に注目して頂きたい。

文章内の下線強調表記は全て管理人によるもの。また、読みやすさを考慮して、適宜改行を加えた。



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ファミコン通信 '87年7月10日号 ドラゴンクエスト2ができるまで(後編)






ファミコン通信 '87年7月10日号
ドラゴンクエスト2ができるまで(後編)



前回のエントリーに引き続き、堀井雄二によるDQ2の制作エピソードの全文を転載。

ファミコン通信 '87年4月17日号 ドラゴンクエスト2ができるまで(前編)
http://dragonquestage.blog.fc2.com/blog-entry-80.html


前編は製作過程やプログラムに関する内容が多かったが、後編ではゲームでは使われなかった没エピソードも披露されているので、DQトリビアを自慢したい人は必読。

特に、最後に明かされている「ローレシアの王子が刺殺されるバッドエンディング」の内容は、当エッセイを単行本『虹色ディップスイッチ』(アスキー 1990年)に収録する際には削除されたという「公開が没になった没ネタ」なので、必ず目を通して頂きたい。

やはり下記のブログで同記事が転載されているが、かなり端折られていたので、ファミコン通信の当該記事を確認した上で内容を補足した。


さよならファミコン通信 堀井雄二書き下ろし『ドラクエ2』秘話・後編
http://sayonarafamitsu.blog.fc2.com/blog-entry-222.html

(過去のファミコン通信の記事及び画像を紹介しており、当方も情報収集にあたって大変参考になりました。2010年以降は更新が途絶えているのが悔やまれますが、この場を借りて深くお礼を申し上げます)



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ファミコン通信 '87年4月17日号 ドラゴンクエスト2ができるまで(前編)






ファミコン通信 '87年4月17日号
ドラゴンクエスト2ができるまで(前編)



堀井雄二自身の筆によるエッセイ。DQ2の製作過程、開発秘話が詳細に語られている。

堀井の単行本『虹色ディップスイッチ(アスキー 1990年)』にも同エッセイが収録されているが、当エントリーではファミコン通信に掲載された文章をそのまま転載する。

なお、下記のブログでも同記事が転載されており、当方が原文を参照して若干補足した部分もあるが、大半の文章をそのまま利用させて頂いた。


さよならファミコン通信 堀井雄二書き下ろし『ドラクエ2』秘話・前編
http://sayonarafamitsu.blog.fc2.com/blog-entry-271.html
http://sayonarafamitsu.blog.fc2.com/blog-entry-272.html
http://sayonarafamitsu.blog.fc2.com/blog-entry-273.html



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'87年 テレビゲーム 電子遊戯大全 堀井雄二インタビュー



テレビゲーム 電子遊戯大全 TV-GAMES

テレビゲーム・ミュージアム・プロジェクト編 '88年5月30日発行


インタビュー 堀井雄二

(このインタビューは'87年8月14日に行われた)



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