'87年 ファミリーコンピュータMagazine 中村光一さんがお答えするドラクエ2 Q&A




ファミリーコンピュータMagazine(徳間書店刊)1987年3月20日号から5月15日号にかけて、全5回に渡って連載されたQ&Aコーナー。回答者はドラゴンクエスト2のディレクター兼プログラマーであり、堀井雄二と並んでドラクエの生みの親とも言える存在である中村光一。彼が死ぬ思いをしてドラクエ2を完成させたというエピソードはこちらのエントリーでまとめたので、よろしければご覧下さい。


読者から寄せられた質問の内容はさまざまで、攻略情報のほかにも、ゲームの設定に関する素朴な疑問に至るまで、中村光一はユーモア溢れる語り口で応じています。この連載記事でしか見られない、ドラクエ2の「裏設定」も披露されているので、当エントリーでは一部を抜粋してご紹介。ロトの血を受け継ぐ3人に隠された秘密が、今ここで明らかになる……のか?



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ドラゴンクエスト2 幻のラストバトル サマルトリアの王子 VS 竜王のひまご




どうやら、サマルトリアの王子の評判が悪いようだ。
力も呪文も中途半端だから、ゲームの後半で戦力にならない。ザラキが効かない。メガンテの使いみちがない。すぐに棺桶に入ってしまう、など……。
しかし、よく考えて欲しい。
「ベホイミ」と「ベギラマ」を使いこなすのは、前作の主人公と同じ。
つまり、彼は3人の中で、先祖の血を最も濃く受け継いでいる王子なのだ。

やはり容量の制約でボツになったが、こんなアイデアもあった。
ハーゴンを討伐した後、アレフガルドの竜王の城に立ち寄り、竜王のひまごと対面する。
時は来たれりと、世界征服の野望を口にする竜王のひまご。それを阻止するべく、サマルトリアの王子が立ち上がる。 
前作の主人公と竜王の決戦が、彼らの子孫によって再現されるのだ!

そして、戦いに勝利をおさめると、意外な事実が明らかになる……。
これが実現すれば、サマルトリアの王子の頼もしい姿をキミたちに見せられるはずだったのに、ザンネンだぜっ!


堀丼雄二『桃色ディップキッス』みのり書店,1990年





それでは、ドラゴンクエスト2の幻のラストバトル。

サマルトリアの王子 VS 竜王のひまご、天下分け目の最終決戦をご覧ください。




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制作者の発言で振り返る『ドラゴンクエスト2への道』






当エントリーでは、堀井雄二、中村光一ら制作者の発言を引用し、「ドラゴンクエストII」の制作過程のエピソードを紹介する。特に中村光一にとってドラクエIIは不満が残る出来であったらしく。開発時間が足りず、チュンソフト内で軋轢が生じ、相当なプレッシャーの中で制作され、発売から十数年後に行われたインタビューでも「いまだに夢に見る」と、苦悩の跡が伺える発言をしている。

一方「ドラゴンクエストII」は難易度の高さが度々話題になるが、ナンバリングの中では特に印象に残っているタイトルとして、今も根強い人気を誇っている。制作者にとって不満が残るゲームが、今だに多くのプレーヤーのを惹きつけているのは何とも皮肉な話である。

中村をはじめとする制作者の苦闘を通して、今一度、「ドラゴンクエストII」という傑作ゲームを異なる視点から眺めて頂ければ幸いである。



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もうひとつのドラゴンクエスト2 没イベント再現画像




ファミコン版のドラゴンクエストIIは、当初の構想で予定されていた多数のイベントが、ハードウェアの制約のために削られてしまいましたが、後に刊行された関連書籍や雑誌記事で、削除されたイベントや設定の一部が明かされています。当エントリーでは、その情報に基づき再現画像を作成しました。ファミコン版のドラゴンクエストIIに思い入れがある方なら楽しんで頂けると思います。

それでは「もうひとつのドラゴンクエストII」をご覧ください。




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ドラゴンクエスト2 幻のバッドエンディング さようならサマルトリアの王子





また、ボツになったが、こんなアイデアもあった。
それは、2番目の王子(サマルトリアの王子)が犠牲となって、最後の敵を倒すというものである。
目的は果たしたが、もはやサマルトリアの王子は戻らない。
彼の冥福を祈りながら、キミはムーンブルクの王女と2人で帰路に……。
お城では人々が待ちかまえ、キミたちの偉業を心から称えてくれる。そして、一大セレモニーが開催される。
と、その時!

お兄ちゃんの仇っ!

駆け寄ってくる1人の少女。
気づくと、少女の持った短刀が、キミの胸に深々と刺さっていた。
キミの身体は、やがて、ゆっくりと倒れてゆく。……幕。
と、この結末はあまりに悲しすぎるので結局やめてしまったのだった。
でもなんとなく、こういった雰囲気も捨てがたいので、いずれ機会があれば、ひたすら美しく悲しい涙、涙のRPGをつくってみたいと思う(実現するのはいつのことになるか、わかんないけど……)。
ゲームをしながら思わずボロボロと泣いてしまう。そんなゲームがあったっていいだろう。

(ファミコン通信 '87年7月10日号『ドラゴンクエストIIができるまで 後編』)



それでは、ドラゴンクエストIIの幻のバッドエンディング。

脳筋棺桶犬コロの悲しい別れの物語をご覧ください。




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